日本ではよく見かける就活イベントはアメリカにもあります。
イベントでは採用担当や病棟関係者と会って話すことができ、自分をアピールする機会が得られるので必ず参加していました。
就活イベントと言っても色々なタイプがあるので紹介していきます!
病棟の看護師と会える”Mixer”

Mixerというのは病棟関係者と会って話すイベントのことで、このイベントの目的は病棟関係者と会う&履歴書を提出し、他の応募者と差をつけることです。
筆者が参加したのは、大きな人気病院のMixerでした。
大きな会議室で各病棟の採用チームが机を並べ、病棟の紹介や質疑応答を行うものです。
全部で20近い病棟が集まり、病棟ごとに履歴書の提出を求められます。
参加者は興味のある分野のブースへ自由に行き来できるのですが、アメリカではL&DやICU、ERが人気だそうで、すごい数の人が殺到していました。
Mixerのいいところは、病棟のアピールポイントを聞くことができるのでそれを志望動機を考えるための参考にできることです。そのため話を聞くときは印象に残った単語や雰囲気をきちんとメモに取っておくと後々きっと役に立つはずです。
大学で開催される”Job Event/Mixer”

大学では在学生向けにさまざまな就職支援イベントがあります。
このイベントではResidency Programを開催する病院が集まり机を並べて学生にProgramの紹介や質疑応答を行うものです。日本の合同説明会に似たコンセプトですね。
前述のMixerに似ていますが、熱量はめちゃくちゃ低いです。笑
一応履歴書を何部か持参しましたがそういうのを渡す感じではなかったです。
このような全体的にやる気がないイベントで丁寧に対応してくれる病院は世間的にも評判が良いと言われる病院だけでしたので、やっぱり噂は本当なんだろうなぁと感じました。
前述のMixerを開催した某病院のブースにも行きましたが、そこでRecruiterの方に
「あなたの顔覚えてる。Mixer来てたよね?」
と言われました。
この手のイベントに行って顔を覚えてもらいやすいのは少数派(アジア系)のメリットだと感じました。
バーチャルイベント①

Residency Programのバーシャルイベントはよく見かけます。ほとんどの場合、内容は病院とProgramの説明30分&質疑応答です。大体合計2~3時間程度になることが多いです。
ある病院はチャットで質疑応答が行われたため参加者が少し聞きづらい内容も聞けたようでとても活発でした。給与やPTO、保険の内容、その他に前回応募したのにstatusが変わらないのはなぜか?など日本の企業説明会では聞けないような内容が聞けたのが良かったです。
英語学習者に取ってはチャット上で質問が見られると今何の話をしているのか追いやすいのでとても助かりました。チャットなら文字を入れるだけなので筆者のような英語がまだ苦手な人でも質問ができました!
別の病院では質疑応答は音声(顔出し)でしたので質問があまり出ず、ネイティブでも顔出しだと質問しづらいのかと意外に感じました。その病院ではブランチごとに分かれてセッションを行ったのですが、第一志望のブランチは自分の好きな雰囲気ではなくて、話を聞いてみないと分からないものだな〜といい学びになりましたね。
その他
上記のイベントはいずれも説明だけの場ですが、以前に行ったリハ病院のJob fairではその場で面接もしてくれました。
またこの他に、書類審査通過後に面接自体をイベントで一気に行う病院もあります。大量に採用を行なっている病院では効率化のために面接イベントを開催して一気に面接します。
イベント情報を得るには?
学生は大学や看護学校が手厚くサポートしてくれるのですが、我々のようなInternational Nursesは自分達で情報を拾っていく必要があります。
筆者が得た情報の入手経路はコチラ。
- Official Site(病院のホームページ)
- Indeedなどの求人サイト
- 採用担当に問い合わせ
- 知人からのツテ
サイトをチェックするくらいは簡単に思いつきますが、実際はイベント系の情報は直前でないと掲載されないため
タイミングを逃すとイベントに参加できません。結構しっかりチェックする必要があります。
また病院によっては採用担当の連絡先が載っていますので気になることは何でも連絡してみるといいと思います。筆者が問い合わせした病院は自動返信メールのような内容が返ってきましたが、その時点でHPに掲載されていないイベントの情報を教えてもらえました。
また4の知人からのツテですが、これはその病院に勤務している人や大学に通っている人から運が良ければ情報をシェアしてもらえるパターンです。知り合いなんていないよーという方は、SNSを活用して看護師系のコミュニティやグループでイベントや採用についての質問をすれば誰かが教えてくれるかもしれません。
筆者はこの4つを使って情報を集めました。
勘づいている方もいるかもしれませんがResidency Programのイベントや応募はかなり運や情報収集能力が重要になってきます。ぼーっとしていると全て見逃してしまいます。現地の学生でも、イベントどころか応募自体を見逃している人はよくいます。自分から情報を取りにいく姿勢でないと難しいです。
おわりに
就活を始めたときはこんなにも就活イベントがあるなんて知りませんでした。
応募時期や面接は意識していましたが、実はイベントへの参加もとても重要に感じました。
単純に自分の目で見て感じた直感も大切ですし、話を聞いてみて初めてわかることも多いです。ネットでググるだけではなく医療系に知り合いがいる方は色々と連絡をとって聞いてみたら良いでしょう。
今回は就活イベントについてまとめてみました。
これから頑張る人の役に立ちますように!
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