ひと通り必要な手続きが完了し、ついにNCLEX当日!!
CGFNSやNYSEDの申請については情報を得やすいですが
受験日について詳細に触れられているサイトが少ないので
ここでは一個人の体験した内容を紹介していきますね!
*ちなみに試験の予約方法は難しくありませんのであえてこのブログでは触れません。
NCLEXのテストについて

<問題数>
知っている方も多いと思いますが
NCLEXは2023年より新形式としてリニューアルしています。
現在は最低でも85問、最大で145問は解きます。
それまでは少しだけ問題数が少なかったですが
点数はリニューアル後の方が取りやすいと言われています。
<試験時間>
試験時間は5時間設けられていますが、どの問題数で終了するかは個人差があります。
これは自分が決めるものではなくコンピューター側の判断で終了になります。
試験自体は朝8時に集合ですが実際は8時半以降に試験開始しますので
全ての時間を使うと午後までかかることになりますね。
ちなみに周りの話を聞いた感じだと平均的には2時間ほどで85問解いて終了する人が多いようです。
筆者はリーディングの遅さと寒さのせいで集中できず、
早く退室したいのとちゃんと解答したい気持ちのせめぎ合いで2時間半、85問で終了となりました。
<試験場所>
日本では大学や大人数を収容できる場所を借りて
いくつもの学校が場所をシェアして受験しました。
まるで高校のセンター試験を彷彿とさせた記憶があります。
(もはやセンター試験も看護師国家試験も大昔の話ですが…笑)
アメリカでは日本とは違って会場がいくつも自宅付近にありますし
自分で選ぶことができるのがいいですね。
ちなみに筆者は車で行ける範囲で混雑しない運転しやすい場所を選びました。
混みやすいエリアだと時間によっては渋滞に巻き込まれたりしますし
また筆者のように運転が苦手な方はよく知っている場所がいいかもしれませんね。
<服装>
季節は5月半ばですが、テキサス州では5月にもなれば夏です。
外では半袖ですが長袖のカットソーと動きやすいスエットパンツ、スニーカー。
また寒い時に羽織れるようにユニクロのフリースも持参しました。
上着はものによって持ち込めませんのでなるべく薄手がいいですね。
基本的に装飾品は全て外すように言われますので最初からつけていかないのが楽です。
髪の毛は地味な黒いヘアゴムにしました。
時計も持っていっていません。
受験当日に持っていったもの

持ち物や当日の案内は
試験日3日前くらいにPearson VUEから連絡が来ます。
もしReadingに自信がなければGoogle翻訳でもなんでもいいので
翻訳してでもきちんと確認してくださいね。
以下は筆者が当日に持参したものです。
1)勉強道具
正直勉強する時間も余裕もないと思っていたので
なんとなく薬のフラッシュカードだけ持参しました。
受付開始までの待ち時間で眺めていました。
あとは念の為筆記用具も持っていきました。
2)飲み物
飲み物が持ち込めないのは予想できますのですが
緊張して喉が乾くかもとか
仮にトイレに行きたくなっても離席できることなどから念の為持参しました。
3)ID (運転免許など)
Pearson VUEから指定されたものの中から身分証明書を持っていきましょう。
パスポートか運転免許証が無難ですね。
4)上着
夏の受験ですが室内が寒いことは想定できます。
後ほど触れますが筆者が持参した上着は試験会場に持ち込めず全く意味が無かったため
持参する上着や衣服には注意が必要です。
とりあえずそれくらいです。
細かく言うとお財布とかリップクリームとかありますが
この辺りは個人によりますので特に記載しません。
受験当日の流れ~チェックインから退室まで~
NCLEX受験当日の流れについて説明していきます。
集合が8時でしたので気持ちと時間の余裕のために早めに車で向かいました。
結局7時半頃に会場に到着したため、まずは会場とトイレの場所を確認し、
その後は時間までロビーで待機しながらフラッシュカードを見ていました。

でも正直、この試験直前のノートの確認とかってあんまり意味ないよね〜。
あとどうでもいい情報ですが朝食はいつも通りプロテインのみです。
チェックインから入室まで
会場に入るタイミングで番号札を渡され、待機用の椅子に座らされます。
番号が呼ばれるとスタッフの元へ行き手続きをします。
IDを提出し、指紋認証をして、アクセサリー類は全て外すように言われます。
その辺りは想定内でしたので地味なヘアゴム以外は身につけずに行っておいて良かったです。
ちなみにもちろんヘアゴムはそのままで大丈夫でしたよ!
上着はユニクロのボアフリースを持参したのですが
分厚すぎるとためジャケットではなくアウターとして扱われてしまい
試験室には持ち込めないと言われました。
他の人は薄手のスエットパーカーは着ても大丈夫そうでしたので
寒いと思って厚手にしたのを大変後悔しました…。
荷物はロッカーがあるため全てその中に入れます。
せっかく持参した上着も泣く泣くその中に突っ込んできました。
試験室入室~退室まで
試験室へは一人ずつ呼ばれ、スタッフの方の後ろについて部屋前まで行きました。
そこで再び指紋認証と注意点の確認、休憩の取り方についての指示を受けます。
試験室はいわゆるパソコンルームで、
持ち込めるものは薄手の上着のみ。
試験は各自のペースで行われるため、
入室すると既に試験を始めている方が5、6人ほどいました。
試験を受けるにあたり持ち込めるものは薄手のジャケットのみ。
またホワイトボードとペン、
耳栓とノイズキャンセリングヘッドホンが置いてあります。
ちなみに筆者の時は試験室内がクーラーガンガンで極寒でした。
それを見越して厚手のジャケットを持っていったのですが
結果的に持ち込めなかったため本当に辛かったです…涙
休憩は開始後2時間程度過ぎたところで自動的に画面が切り替わり
『休憩を取りますか?』
と英語で画面に表示されます。
制限時間は特に変わらないため休憩不要な方はそのまま継続し、
休憩したい方は取ることができます。
とは言ってもそれ以外の時間でも
挙手することで試験管に休憩やトイレに行きたいことを伝えると
試験室から出ることができるため安心してください。
筆者はトイレに行きたいわけでもなかったのですが
何時間も冷凍庫(試験室)の中にいたため体が冷え切っており
何度か体温をリセットするために外に出ました。

トイレの手洗い場の水が大変温かく感じられ、それはまるで温泉のようでした…
試験室の外でスタッフの方に事情を説明するも
ユニクロのフリースは持ち込めない厚さということで断念。
個人的には寒いという精神的ストレスにより、
落ちてもいいからさっさと解答してさっさと退室したいという気持ちすら芽生えました。
そうこうするうちに試験を終え、
その日は試験結果よりも体を温めることにフォーカスして過ごしたのでした。笑
試験結果~Quick ResultとOfficial Result~
NCLEXに限らず、アメリカは試験結果が出るのが早いと思います。
TOEICだって日本だと1ヶ月ほどかかるのに
アメリカだと1週間もしないで結果が見られますよね。
NCLEX受験後、試験結果の確認方法は主に2つ。
文字通りすぐに結果が見られるQuick ResultとOfficial Resultです。
Quick Resultで試験後すぐに確認できる
Quick Resultとは試験後48時間後に有料($7~8くらい)で見ることができる非公式の結果です。
Preason VUEのアカウントページから入るとQuick Resultを見ることができますし、
試験後に受験者向けにメールで案内がきます。
このQuick Resultについてはいろいろな噂が飛び交っており
ここで不合格判定が出てもOfficial Resultで合格することがあるらしいですが
正直そういった体験談は見つけられませんでした。
またQuick Resultよりも早く結果を知りたい人のために
次の試験を予約するための手続きを途中までやると
受かっている人の場合は予約ができない、などというトリックもあります。
しかし48時間経てばQuick Resultで確認できますし
信頼性の怪しい方法で確認して一喜一憂するくらいなら
落ち着かないかもしれませんが頑張った自分を労わりながら48時間待ったらいいと思います。
焦ったところでどうせそのうち時間は経ちます。
ということで落ち着かない48時間を待って結果を確認すると
“Pass”
という文字が!!
落ちたと思っていたのでびっくりしました。
詳しくは以下に続く問題の難易度についてで言及します。
州から発送されるOfficial Result
その後6週間以内に州から公式の試験結果が発送されます。
筆者はなぜか試験3日後くらいにNYから連絡があり、追加の書類を求められました。
すぐにオンラインで提出しましたがOfficial Resultがなかなか届かずとても不安になりました。
Official Resultが届かない場合の問い合わせは6週間過ぎてから、と記載がありましたので
2週間ほど経ってから念の為NYSEDに書類の不備やさらに追加の書類がないか確認のメールをしました。
翌日には返事があり資格(Official Result)発行の手筈は整っているとのことでした。
しかし結局6週間ギリギリで到着し、とても落ち着かない1ヶ月半となったのでした。
他にも追加の書類を求められた方はおり(書類の内容は人それぞれ)、
その場合はみんなやはり結果の受け取りまでに時間がかかっているようです。
NCLEXの問題の難易度について

ここでは多くの方が気になる問題の難易度について触れたいと思います。
結果から言うと
はるかにU-worldよりも難易度が高く、
試験中序盤から、既に難し過ぎて完全に落ちたと思っていました。
これはあくまで個人の体感ですので全員がそうとは限りません。
ただ多くの受験者の声を聞くとみんな難しかったと口を揃えていっているのを見かけます。
U-worldについては勉強方法の記事で詳しく述べますが
大変いい教材で、実際あれだけで合格している方はたくさんいます。
しかし個人的には試験に出てきた疾患はU-worldの勉強では見かけなかったものがほとんどで
疾患もわからないから解答もわからないと言った問題も多く
何が正解したのか全くわかりませんでした。
難易度が高い、U-worldより難しい、と聞くと
受験生に対して不安を煽ってしまうかと思います。
しかし事前の模試や教材の合格判定などで高い判定をもらっている人の多くは
実際NCLEXも合格していることが多いです。
そう考えるとU-worldやArcherなどなんでもいいですが
しっかりと受験勉強をしておくに越したことはないですね。
おわりに
いかがでしたか?
NCLEX試験当日から試験結果の受け取りまでをまとめました。
試験当日は場所や州によっても多少違うと思います。
個人的にアドバイスするとすれば
試験室は寒いので薄手のジャケットを持っていきましょう、と言うことです。笑
次回はNYからTXへのEndorsementについてまとめていきますね!
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