こんにちは!すん看です。
今回はアメリカ看護師を目指す人は多くの人が通る道、CGFNSについての記事です。
まだ調べ始めたばかりでイマイチよくわからないという方も多いかもしれません。
内容は申請を始めて入力の途中でつまずきがちなポイントを中心にまとめていきます。
CGFNSとは?
簡単に説明すると、
申請者が日本の学校で取得した単位や授業の内容がアメリカで求められる基準に達しているのかを評価する機関です。
このような日本の取得単位を評価する団体のことをCredential Evaluation Service (CES)と言い、
CGFNSに限ったものではなく他にもたくさんあります。
筆者が住んでいるTexas州では他にもERES, IERFなどの機関も受け付けてくれます。
機関によって申請費用や評価にかかる時間が異なっており、
正直色々調べたところCGFNSは申請費用が高い方になります。
*2023年時点で$400でしたが現在値上がりしているようです。
州によってどのCredential Evaluatorを受け付けているかは異なるため
ご自身で申請する州の看護協会公式サイトをご確認ください。
*ちなみにNYはCGFNSのみでした(2023年時点)。
CGFNSの入力について
CGFNSの登録は画面に従って入力していくだけです。
結構細かいことを色々と聞かれるので、
調べながらやる必要がありなかなか大変でした(汗
主に下記の内容を入力していきます。
- 個人情報
- 卒業校(小学校〜看護系学校まで)
- 職歴
- 資格情報
卒業校については、看護系と関係のない大学や専門学校を卒業している場合はそれらの入力は不要です。
職歴についても看護師と無関係の企業は入力が不要です。
審査が完了するまでに時間がかかってしまいますが
途中で転居があった場合は後からでも変更が可能となりますので安心して入力してくださいね!
全ての登録が完了するとアカウントページのトップ(Dash board)から
自分が提出しなければならない書類とそれぞれのstatusを確認できるようになっています。
求められる書類は人によって異なりますので
ネットで他の人が送った書類と同じものを発送しても不足していたり不要なのに時間やお金をかけてしまうことになります。
自分のDash Boardを見て必要なものをよく確認しましょう。
自分に必要な書類が一覧で見れて、記入が必要な書類もそこから開くことができるので見やすく作られているなと思ったよ!
学校の書類について
申請者である皆さんが一番頭を抱えるのが看護学校や大学の書類関係ではないでしょうか。
学校によっては申請者がしっかりとサポートしないと書類の提出がスムーズに進まない場合があります。
CGFNSの申請の中で一番根気と時間が必要なものになりますが、頑張って乗り越えましょう!
単位のBreak Down(単位振り分け表)作成がよく分からない!
単位のBreak Down表とは単位振り分け表とも呼ばれており、
日本の学校で学んだ授業の単位がアメリカの単元においてどれに該当するかを記入する表のことです。
みなさんが学んだ数年間の授業をバラバラにしてパズルのように当てはめていく作業です。
学校によってはこのBreak Down表も全てやってくれるところもあります。
しかし多くの学校は不慣れなため、申請者側で記入し提出→学校側が一部訂正という作業が必要になります。
単位振り分けをするためには学校のシラバスと単位数がわかるものが必要になります。
筆者は渡米前に英語のtranscriptなど書類一式もらってきていたのでそれを使いました。
これらが用意できたら、どの項目がどの単元にあてはまるか自分で調べて表に記入していきます。
あまり難しいことを考えずに、自分の単位を照らし合わせて記入していきましょう!
詐称と思われてしまっては一番最悪ですので、
無理やり記入するために単位を絞り出すようなことはしませんでした。
追加で取得が必要な単位があれば大人しくコミュニティカレッジに行ったりして取得するつもりでした。
とにかく正直であることが一番大切です。
結局学校にチェックをしてもらった後にいくつか修正がありました。
理由などは聞いていませんが、しっかり確認してもらえたようなので安心しました!
ちなみに何人かの友人が参考にBreak Down表を見せてくれましたが、
人によって(申請の時期によって?)内容が異なっている印象です。
また学校によって授業の組み方や呼び方は多少違うだろうと思い、あくまで参考程度にとどめました。
厚生労働省の書類について
次のステップは厚生労働省に依頼する書類ですが、ここに関してはもはや向こうの方が慣れていると言えます。
そのため心配することはほぼありません。
アメリカで生活している人なら共感してもらえると思いますが、
なんてったって日本の公的機関の仕事です。
やるべきことを指示された通りきちんとすれば対応してもらえます。
説明不要?安心感がケタ違い…!!!
必要な書類については厚生労働省のホームページを確認すれば問題ありませんのでここでは割愛します。
人によっては行政処分関係英文証明書も依頼した人もいますが
筆者がNYに申請した2023年10月頃にはその書類はなくても審査は通りました。
他にも多くの人はその書類は提出せずNY&CGFNSの審査完了していますのでおそらく不要かと思います。
心配な方は一緒に付けてもいいとは思いますが履歴書が必要だったりちょっと面倒です。
厚生労働省は優秀で慣れた方が対応してくれますので
内容はこれくらいにして発送依頼についてに移ります。
学校と厚生労働省からCGFNSに直接郵送してもらう方法
さて、次は学校や厚生労働省への海外発送の依頼です。
普段は基本的にメールでなんでも済ませられてしまうこともあり
自分自身が不慣れな上に、これを第三者に依頼するということで状況がやや複雑です。
筆者は2回海外発送を経験しましたがいずれも日本郵便(EMS)を使いました。
EMSは名前くらいは聞いたことがある方も多いかもしれません。
海外に書類や小さいものを発送するための方法です。
必要なものは以下の3つ。
- 封筒(郵便局で購入)
日本郵便で使われるレターパックみたいな厚紙で出来ています。 - オンライン伝票(厚生労働省からの連絡を受け取ってから)
以前は書類を送るだけであれば手書き伝票でしたが、
現在はオンライン伝票を作成するように言われます。 - 3900円分の切手(郵便局で購入) *2024年8月時点
手書き伝票は宛先にCGFNS、送り主に厚生労働省や看護学校の住所を記載し、
伝票を書類に同封するだけなので簡単です。
2023年末頃に手書き伝票を同封し厚生労働省にCGFNSへの発送を依頼したところ、問題なく手続きが進みました。
しかし2024年7月に厚生労働省へ書類の発送を依頼(Endorsement)するため郵便局で手書き伝票をもらおうとしたところ、
手書き伝票は扱っていない、オンライン伝票を使うようにということで郵便局の方に断られてしまいました。
結果的には2024年7月現在も書類の発送は手書き伝票の利用が可能ですが
今後書類についてもオンライン伝票での対応が進んでいくとのことです。
おわりに
ここまでがCGFNSの申請における学校と厚生労働省の書類についての内容です。
CGFNSはとにかく提出物が多く、圧倒されてしまいますよね。
審査全体としてはここまで終えられれば山場は越えたと考えて良いでしょう。
残すはあまり時間のかからないNortaryです。
こちらは自身の体験談として記事にまとめますね。
では!
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